【レゾンのコラム】2005年10月30日
「慶応ビジネススクールって、日本国内のMBAランキングで
トップなんでしょ!・・・と言うことは、IT環境もやっぱり凄い
わけ?」
先日、久しぶりに来日した海外の友人と食事をしていたら、
ひょんなことから我が大学院のIT環境の話になった。
ITといっても、「パソコンが学生1人1台あるか?」だとか、
「インターネットに接続できるか?」だとかいう低次元の話
ではない。(一応、KBSにも学生が自由に使えるパソコン
はあるし、学内で無線LANに接続することも出来る。
名誉のために…)
話題になったのは、「学内のイントラネットが、学生に十分
活用されているか?」についてだ。
「イントラネット? そんなもの無いよ・・・」
僕の答えが想定外だったのか、友人は納得のいかない表情で
立て続けに質問をしてきた。
「じゃあ、学生はどうやって連絡を取り合っているの?」
「教員とのコミュニケーションは?」
「事務局(学内スタッフ)からの連絡は?」
「イベントとかはどうやって通知されるの?」
友人の頭の中には・・・、
「国内NO1のビジネススクールなら、当然、学内のコミュニ
ケーションにも気を遣っているはずだ。」「もしかしたら、海外の
MBA以上にイントラネットに工夫が施されているかもしれない。」
そんな期待があったのだろう。
しかし、現実はこうだ。
履修登録に始まり、授業の週間スケジュール、教員からの事前
課題、事前リーディングの通知、学内外のイベント、事務局からの
連絡に至るまで、全てが紙ベースのやり取りだ。いちいち紙を
所定のボックスに取りに行き、別個に保管しなければならない。
学生同士の連絡も、学生自身が「ヤフー!グループ」に登録し、
メールやブリーフケースを使うことでコミュニケーションを保って
いる。また、柔らかい部分(OFF)の情報交換に関しては、SNS
の「GREE」を使うことでネットワークをキープしている。
まぁ、良く言えば、「学生が自発的に動いている」と言えるが、
悪く言えば「放ったらかし」の状態だ。
これって学生にとって好ましい状態なんだろうか?
答えは明らかに「NO」。「ワンストップの学習環境」を作った
ほうが学生の利便性が向上するし、情報への感度も高まって
くる。
やり方は簡単で、学生一人一人に「専用のMy page」を提供し、
現在、紙ベースでやり取りをしている部分を全てここに一元化
すれば良い。授業で使った教員の資料(パワーポイントなど)も
全てPDFでダウンロード出来るようにするべきだ。
この「My page」に、個人プロフィールや日々のスケジュール、
イベントなどを自由に書き込み、それを各人の権限で友人と
共有化できるような仕組みに設定しおけば、使い勝手も高まるし、
横のネットワーキングにも役立つ。
就職やインターンシップ情報、及び、アプライもここで出来ると
便利だ。OB・OGとのコンタクトもここから繋がれば非常に有難い。
学校側にとってコストと多少の労力が必要になってくるが、
難易度はそれほど高くないし、国内ビジネススクールの
競争が激しくなるなか、「学生の満足度向上」をアピールする
手段の一つとしては、悪くないはずだ。
「他のビジネススクールは、どうなんだろう・・・?」
そんなことを思いながらこのコラムを書いていたら、
先ほど、その友人から「ビンゴ!」なサイトを送信されてきた。
◆ハーバード留学記
http://hbslife.exblog.jp/m2005-10-01/#3598966
やっぱり、ハーバードにはあるのかぁ~!(笑)
たしかに、1学年で900人も学生がいれば、イントラ上の
個人プロフィールもより有効に機能するんだろうなぁ。
学生同士のネットワーキングには、不可欠なんでしょう。
KBSの学習環境はこのままで良いんだろうか・・・?
これは、我々自身が真剣に考えなければならない問題
なんでしょうね。
投稿者 下垣内智 : 2005年10月30日 02:37