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【レゾンのコラム】2006年01月24日

夢を見るちから

先日、学校でもらった資料を整理していたら1901年1月2,3日に報知新聞に掲載された「20世紀の予言」という記事からの抜粋が出てきました。

・無線電話で海外の友人と話しができる
・いながらにして遠距離のカラー写真が手に入る
・野獣が滅亡する
・サハラ砂漠が緑化して文明がアジア・アフリカに移る
・7日で世界一周が出来るようになる
・空中軍艦や空中砲台ができる
・蚊やノミが滅亡する
・機械で温度を調節した空気を送り出す
・電気の力で野菜が成長する
・遠くの人間と話ができる
・写真電話ができる
・写真電話で買い物ができる
・電気が燃料となる
・葉巻型の列車が東京・神戸を2時間半で走る
・鉄道が空中及び地中を走る
・鉄道網が世界中に張られる
・台風を1ヶ月以上前に予測して大砲で破壊できる
・人の身長が180cm以上になる
・医術が進歩し、薬が廃止され、電気で無痛に手術ができる
・馬車がなくなり、自転車と自動車が普及する
・動物と会話ができ、犬が人間のお使いをする
・幼稚園が廃止、男女とも大学を出る
・琵琶湖の水でおこした電気を国内に輸送する

さすがに、蚊やノミは滅亡しませんでしたが、

携帯電話、新幹線、自動車の普及、地下鉄、世界一周、エアコン・・・・
かなり実現されてますよね。

時は、まだ20世紀になりたてほやほや、こんな素敵で大胆な予言が出来たこの時代の日本人の「夢を見るちから」に乾杯です。

会社の経営で言うと夢はビジョンにあたるのでしょうか。

戦略の授業で現状の延長線には変革は生まれないっていう趣旨のことを習ったことを思い出しました。

入学以来ケーススタディーを通じて接してきた名経営者達も皆「夢を見るちから」を持っている気がしますし、「夢を見るちから」はよい経営者の必要条件なのかもしれません。


最近、「夢を見るちから」を持った人によく出会います。

そんな人達をみるにつけ、自分に最も足りない能力だと昔から自覚している「夢をみるちから」のなさをあらためて思い知らされます。

すくなくとも「夢をみようとするこころ」は常日頃忘れずにいたいものです。


投稿者 MM : 2006年01月24日 23:47






安藤忠雄の現場 ビジネススクール的解題




【レゾンのコラム】2006年01月21日

ちょっと気分転換に『光の教会 安藤忠雄の現場』(平松 剛著)を読みました。
再読だったのですが、久しぶりだったせいか、学校の勉強に追われているせいか今までと違う視点で読んでました。

時はバブルの真っ只中。そんな中、教会建て替えの案件が安藤忠雄のもとに持ち込まれた。建設資金も乏しい中、祈るための空間には何が必要でそれはどんな姿をしているべきなのか。また理想の建築を建てたいという夢を思う気持ちと、使いやすさ・乏しい建設資金・土地の形状・構造計算・建設の手間という現実はどのように折り合いをつけ、そして夢はどのように発展していくのか・・・。

この本を読んで新たに感じたことは3つあります。1つめは現実に応じた戦略見直しが戦略の価値を高めること、2つめはビジョンの大切さ、3つめは本質の持つ強さ。

まず①「現実に応じた戦略見直しが戦略の価値を高めること」です。
建築家の設計というのは、ラフなスケッチが出発点である。それをもとに図面や模型に落とし込む作業の中で、長さや角度などを決めていく。またその図面を元に、実際の建設地の地形や地盤に合わせて壁の厚さや材料の決定を行なう中で、建築のコンセプトを生かしつつ現実の設計を見直していく。同じように設計の見直しは施主の希望や実際の施工状況によっても行なわれる。
建築家の着想を建築物としてこの世の生み出すためには、このような地道な設計の見直しの繰り返しが必要です。先日の戦略授業論の授業でもエマージェンシー戦略というのが出てきましたが、戦略なり着想が本当に価値を持つためには、このインプリメンテーションがあるからこそだと感じました。

②「ビジョンの大切さ」です。
 この教会の建設では建設側だけでも
a.安藤忠雄 に始まり
b.安藤設計事務所のメンバー
c.安藤忠雄の建築に惚れていて工事を請け負う竜巳建設社長
d.竜巳建設の現場責任者
e.実際に施工現場に入る日雇いの職人さんたち
という人たちがいます。これら全ての人が、安藤忠雄の考える建築のすばらしさや意義 を感じているわけではありません。上から順に建築のすばらしさを感じる気持ちは薄れていくはずです。日雇いの職人さんの多くは仕事をきちんと終わらせ日給をもらうことが大切だと思っている。それには建築家の面倒な設計はむしろ迷惑だ。。。
そういう様々な考えを持つ人たちがいる中で、建設を進めていくのに役立っていたのが完成模型や完成図でした。「この建物が完成するとこんなすてきな姿になるのか」と思うことで多くの人の気持ちを1つにしたり、安藤忠雄に近い人たちを夢の請負人にしていく。これが大きな力を持っていると感じました。

最後は「③本質の持つ強さ」です。
安藤忠雄がこの光の教会を設計するにあたって一番考えているのは「教会とはどういう空間であるべきなのか?」という本質的な問いです。この本質的な問いを考え続けることで、
実際の建築を進める中でも守るべきものが何で変えてよいものは何かの判別ができるようになる。それがないと軸がぶれてしまって、人の心に訴えかける建築にはならない。
企業の戦略でも、それを実施する段階では様々な見直しが必要になります。見直しをしていくうちに軸がぶれて戦略が本来持つ目的を失ったりしてしまうのもよくあること。戦略立案時に本質をしっかり問い続けることが出発点になると考えました。


戦略立案時に問題の本質を見抜くこと、ビジョンの大切さ、戦略の見直しの大切さ。どれも頭ではわかっていてもなかなかリアルな感覚のないものです。この光の教会の建築現場での姿を頭に置きつつ、実際に戦略を動かしてしっかりとした成果を出していきたいなぁと考えました。


投稿者 山口 淳 : 2006年01月21日 20:35






スカイプとイノベーションのジレンマ




【レゾンのコラム】2006年01月05日

アメリカのネットワーク製品メーカーNetgearとインターネット電話プロバイダSkypeが、世界中で普及しつつあるVoIPサービスを利用できるように設計されたWi-Fi電話機を公開した。
(詳細は日経のサイトや、CNETのサイトなど。)

まだ既存の通信サービスに比べれば、技術的には不完全なサービスでしょうが、価格や、企業ではなく一般個人消費者を狙う用途などを考えると、典型的な破壊のイノベーションを狙っていると言えるのではないでしょうか。
(破壊のイノベーションはこのブログCNETのサイトなどの説明がわかりやすいです。)

日本の通信業界は、うまく対応して携帯電話会社を維持してきましたが、この破壊のイノベーションに対してはどう、対応していくのでしょうか。ちなみに2004年3月度の携帯3社の利益合計は約1兆円あります。当面は、無視することが、一番なのでしょうが、10年ぶりの新たな転換点が迫っているように思えます。

このビジネスモデルでどこがもうかるのかは、皆目見当がつきませんが、そもそも通信自体が、もうかるビジネスではなくなっていくのかもしれません。

投稿者 N.K. : 2006年01月05日 23:55






IR業務 -どの数値を高めれば証券会社にリポートを書いてもらえるのか-




【レゾンのコラム】2005年12月30日

近年、IR業務の重要性が訴えられている。企業・銀行との持ち合い解消が崩れ、継続的に自社株を保有してもらうためには、情報公開を積極的に行わなければいけないためである。しかしながら個人投資家向けのIRの難しさから、多くの企業では、安定的な株主としての機関投資家への対応として、証券会社に調査リポートを書いてもらうことで、機関投資家に自社株を保有してもらうことをひとつの目標としている。
日本においては、いわゆる機関投資家向けにリポートを提供し、執筆しているアナリストは500~600人に過ぎず、上場している企業の半数以上は、アナリストリポートが執筆されていない状況が存在する。そのようなリポートを執筆されていないような企業(IR担当者)にとっては、どのようにしてアナリストリポートを執筆してもらうかは大きな課題の一つとなっている。(アナリストカバー数は当該銘柄について過去半年に1度でもリポートを記述した場合、1社ずつをカウントしていく)

アナリスト数.bmp

 一般に証券会社はどのような基準でアナリストリポートを執筆しているのだろうか。アナリストカバー数と各種会社数値との間の関連性を分析する。
 対象母集団としては、日々刻々と変わる証券市場のため、ある程度、長期間定点的に多数の時点を持って調べることの本来望ましい。しかしアナリスト数や、証券会社のカバー数などは過去5年間、ほとんど変化のないことから、特定の1期間(2004年末)のデータ持って、調べるものとする。

下図は、アナリスト数とその他の投資指標などとの相関係数を調べたものである。

相関係数.GIF


・アナリスト数と最も相関が高いのは時価総額であり、相関係数は0.53となっている。
これはアナリスト数がリポートを発表する目的:機関投資家の株式売買のため という目的と一致する。機関投資家は一度に巨額の資金を運用するため、いわゆる小型株を購入しようとすると、自ら価格を吊り上げることになりかねない。私が伝聞した限りでは、機関投資家の社内ルールなどによって、時価総額200億円(or500億、1000億円)などの下限を設定し、その条件を満たすものだけが、投資の対象となっている。
従って、その機関投資家にアドバイス業務をしている証券会社としても、機関投資家が購入できないような小型株に対して見解を述べても意味は少なく、結果として、アナリスト数と時価総額が高い相関関係を持っているものと考えられる。

・意外に低いROEやROAなどとの相関関係
 ROAとの相関関係 0.154 ROEとの相関関係 0.003
 資本・資産の効率的な活用が促され、高いROE・ROAの企業が賞賛されているにもかかわらず、これらの相関係数はあまり高くない。アナリストがエントリー段階で資本の効率性を余り気にすることはなさそうである。むしろ上記、時価総額や会社の規模が重要だと思われているもよう。

・株主資本、売上高>営業利益>経常利益>当期利益
 アナリスト(証券会社)は利益そのものよりも会社の規模を見ることが多いようである。逆説的にいえば、企業にとって、その規模を拡大させること≒売上高を増やすことは至難だといえるのかもしれない。
その他アナリスト数と関係なくそれぞれの相関も調べてみたが、興味深いのは時価総額と最も相関が高いのは株主資本であり、会社の財政状態が評価されているところ、またアナリスト数の場合、売上高>営業利益となっていたが、時価総額との相関になると、売上高<営業利益となり、会社の利益水準が重視されるというところ。上記から推定されることは、アナリスト自体にリポートを書いてもらうためには企業の規模が必要であるが、最終的な目標である時価総額を増大されるためには、(当たり前の結論だが)利益の増大と株主資本の大きさが必要になってくるようである。)

投稿者 N.K. : 2005年12月30日 01:23






ボジョレーヌーボーとお客様相談室




【レゾンのコラム】2005年11月18日

今年も17日にボジョレーヌーボーが解禁となりました。近年では一昨年が最高の当たり年と言われましたが、今年も酷暑の影響で「最高級」との折り紙を専門家はつけているようです。皆さんは、もう飲まれましたか?

実は、私はある銘柄のヌーボーにこだわって、ここ数年続けて購入しています。残念ながら、ヌーボーの味の違いを明確に区別できるほど私はワイン通ではありませんが、その商品は数年前に何銘柄か飲み比べた時に気に入って選んだものです。

最近はコンビニでもヌーボーを買えますが、その商品はあまりあちらこちらのお店に置いてありません。最初の年に購入しようと思って散々、酒屋さんを巡りましたが発見する事は出来ませんでした。結局、私は輸入元である会社のお客様相談室に電話をして取り扱いのあるお店を教えてもらい、無事に購入する事が出来ました。

その後は毎年、同じお店で購入を続けることが出来ましたが、今年は少し事情が違います。この4月からのKBS入学に伴い、関西から関東に引っ越して来たため、再度、家の近所での取扱店を探すことになりました。

前回とは異なり今回は、無駄に酒屋さんを探し回ることなく最初からお客様相談室に連絡をして、すんなり購入できるだろうと私は高を括っていましたが、今回も一筋縄ではいきませんでした。

まず、電話口で「そのような事はわからないので教えられません」と断られました。私は、数年前には教えてもらった事、自分がどれだけその商品の愛飲家であるかという事、を伝えて、やっと「後日、折り返しお返事します」という回答を得ました。しかし数日後に教えてもらったのは自宅から車で1時間は掛かる一軒だけでした。最初の電話の時に私の簡単な住所を伝えていたにもかかわらず・・・です。

結局、私はその後、同社の営業所をHPで調べて連絡を取りました。なんと今度は1時間後に折り返し連絡があり、近所のスーパーマーケットで取り扱いがある事が聞けて、やっと購入できました。

さて、私は“最初から営業所に電話すれば良かったのに、お客様相談室に電話したのが間違いだった”のでしょうか?

同社は東証一部に上場している大手食品メーカーで、主力商品はほぼ100%、各スーパーに置いてあるような企業です。消費者から商品を取り扱う店舗の問い合わせがある事は、ほとんど無いのかもしれません。

しかし私自身がメーカーの営業をしていた事もあり、今回の対応はとても考えさせられました。確かに営業部門とお客様相談室とはあまり日常的に交流しあう関係にはありませんが、自社の製品がどこで販売されているかを満足に回答できないお客様相談室には何らかの改善が必要なのは明らかでしょう。なぜなら同社は「消費者本位」を謳っているからです。

何はともあれ、本日は同級生が集まってヌーボーパーティーが開催されます。1日遅れではありますが、最高級と言われる今年の出来栄えを満喫したいと思います。

投稿者 T.M. : 2005年11月18日 13:01






企業防災:事業継続ガイドラインについて




【レゾンのコラム】2005年11月15日

先日、我がKBSの大林厚臣助教授による「企業防災:危機管理への対応」というテーマの講演会を聴いてきました。

昨今、企業防災の重要性が高まっている背景と“民間と市場の力を活かした防災力向上に関する専門調査会”という中央防災会議から先の8月に発表された「事業継続ガイドライン~わが国企業の減災と災害対応の向上のために~」の内容に関しての講演でした。

なぜ特に最近、企業防災の重要性が高まっているのでしょうか?

その背景としては、従来までの天災の発生リスクに加えて、やはり2001年9月11日にアメリカで発生した同時多発テロ以降、世界中でテロの発生リスクが高まっていることにあります。テロへの対策はさておき、もちろん地震列島といわれる日本ですから、特に1995年1月17日の阪神淡路大震災以降その教訓を活かして、大地震に対する対策は、将来、高い確率で発生が予想される地域を中心として継続的に行われています。しかし、専門家でも大地震の発生を予見できない地域での対策はまだ十分といえず、その現れとなった本年3月の福岡での混乱はまだご記憶に新しいところでしょう。

企業は災害や事故で被害を受けても、重要な業務が中断しないこと、もし中断しても早期に再開することが望まれています。この事業継続を目標とした計画は「事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)」と呼ばれており、具体的な内容としては、バックアップシステムやオフィスの確保、即応した要員の確保、迅速な安否確認などがあります。
企業にとっては業務中断による顧客の流出やシェア低下、企業評価の低下などを回避するための経営レベルでの戦略的課題と位置付けられており、欧米が先行し日本での取り組みはまだまだのようです。

事業継続への取り組みに関する詳細はガイドラインを参照して頂くとして、ここでは講演を聴いていて印象に残った事柄を2点ご紹介致します。

①企業防災はピンチをチャンスに活かすための取り組みです

 9.11テロで本社を失いながら、翌日から業務を再開し、顧客からの信頼を高めた金融機関の例など、他社に先駆けて企業防災に取り組むことで、危機を好機に変える事も可能だそうです。ただ、その際には“その企業がやれることから、自力で始めること”が重要のようです。ついつい「コンサルタントに依頼して・・・」と考えがちですが、他人に頼ると独自のアイデアやノウハウが活かせず、他社との差別化が難しいようです。

②企業防災は継続させるための仕組み作りが大切です

事故や災害は滅多に発生するものではないので、その防災活動は一時的に盛り上がっても、その後の継続が課題となってきます。ハザードマップなどの少しずつ改善できる指標を設けると、その変化が社員の意識向上につながるようです。また、マニュアル作りの段階で現場を巻き込むことで、社員の参画意識は高まりますし、それを定期的に見直すことで意識を継続させることができます。防災対策を通常業務の一部として取り入れ、楽しく、儲かるイメージにすることも長続きの秘訣のようです。


私はかねてより、


◎災害起こると防災対策が叫ばれる
   ↓
◎日が経つにつれて沈静化する
   ↓
◎次に別の災害が起こった際にまた防災の必要性が声高に叫ばれる


という繰り返しに違和感を持っていました。
「なぜ、日頃から災害を想定して活動を行わないのか?」と。

今回、大林先生の講演をお聴きして、「災害の不安を抱え続けることは、人にとって大変なストレスであり、風化してしまうのは当たり前」という事を学びました。いざというときには何が問題となるか?といった対策をしっかり考える事、定期的な見直しにより時々思い出す事に加えて、むしろ、改めて意識しなくても取り組めるレベルまで防災活動を日常の活動に織りまぜる事、が大切だという事がよくわかりました。

投稿者 T.M. : 2005年11月15日 17:27






コピー機に用紙を補充するのは誰の仕事?




【レゾンのコラム】2005年10月30日

KBSの1年生が2学期の基礎科目として受講している生産政策の授業で、先日グループ発表がありました。テーマは“設備管理”で、各グループが実際にKBSで使われている設備を1つ選んでその管理に関する課題を調査・考察しました。あるグループがKBSに設置してあるコピー機について発表した後にディスカッションをした際、議論となったのが標記のテーマでした。

「コピー機に用紙を補充するのは誰の仕事なのだろうか?」
「設置している学校(事務サイド)? or 利用する学生?」

さて、あなたはどう思われますか?

KBSのレイアウトは図書館が隣接する本部棟と我々が授業を受ける教室やグループ室がある校舎棟の2棟からなっており、それぞれの往来は徒歩1分ほどです。図書館にも数台のコピー機が設置されていますが、ここで問題となっているのは校舎棟1Fに1台設置されたコピー機の方です。通常、学生は教室やグループ室から最も近いこのコピー機で良くコピーを取ります。さて、問題は“コピーをしようとして、若しくはコピーをしている最中に用紙が切れた時にどうするか?”です。現在のルールでは用紙が切れたら、その都度、学生が本部棟にある事務室まで用紙を取りに行って補充する事になっています。ただ、事務室は平日の日中しか開いておらず、平日の夜間や土曜日には用紙を補充することができません。

「私たちは年間約200万円の授業料を納めて学びに来ている学生で、支払った分に見合うだけのサービス(授業を含めて)を受け取る権利がある!」、「だからコピー機の用紙も事務サイドで常に管理していて、切れそうになったら補充しておいてほしい!」という考え方があります。「そんなの利用する学生がやれば良いのでは?」と考えていた私は、当初そのような考え方にすぐには理解できませんでした。しかし、その後しばしばそのことを思い出しながら、もしかしたらそれは私が企業派遣で、身銭を切って授業料を払っていないお気楽な立場だったからなのかもしれない、と考えるようになりました。確かに飲食店でトイレに入った際にトイレットペーパーやハンドペーパーが切れていたら「ちゃんと掃除の時に確認して補充しておいてよ!」って文句を言いたくなりますよね。だってそれが彼らの仕事で、私たちは彼らの提供するサービスにお金を支払う客なのですから。

しかし学生サイドが「俺たちは金を払った客なんだ!」という主張を前面に出す前に“このコピー機が設置されている目的は何か?”を考える必要があるのではないでしょうか?

◎KBS内の台数を増やして学生の混雑を緩和させる
◎校舎棟に設置することで学生がより迅速に利用できる

といった“学生の利便性の向上”が最大の目的であって、決してKBSがコピー代で副収入を得ようとしているわけではないでしょう。そんな状況でもし一方的に「コピー用紙を補充してくれ!」と主張したなら「面倒だからそれならコピー機の設置をやめる」という事にも繋がりかねません。そうなったら困りますよね。
さて、実は事務サイドも「そんなの面倒だから利用する学生が補給して!」と明確に言っているわけではありません。今まで問題になった事が無いため検討されていなかっただけの様です。学内の環境を整備することは優秀な学生を獲得するための側面的なサポートにも繋がりますので、ぜひ前向きに対応して頂きたいものです。

今回われわれがレゾンデートルという組織を立ち上げ、そのHP開設に向けて投稿した最初のコラムで私が述べたかったのは、学校運営は学校と学生の協同作業ではないだろうか?ということです。国内No.1というだけではなく、今後は世界に通用するビジネススクールたる将来のKBSを創るべく、その一翼をわれわれレゾンデートルも微力ながら担いたいと考え、今度の活動を行っていく所存です。どうぞ宜しくお願いいたします。

投稿者 T.M. : 2005年10月30日 23:56






人生のリスク・ヘッジ




【レゾンのコラム】2005年10月30日

4月から始まったKBS生活でありますが、今、基礎科目の財務でリスク・ヘッジなど勉強しております。財務のリスク・ヘッジとは、ご存知の通り、金利スワップ、オプション、デリバティブとかで、いわゆる金融派生商品を購入して天候や商品原価の変動に備えよう、とするリスク管理のことです。

これら金融商品を購入すべきか否かの意思決定は、購入者の性格によって異なるでしょう。お金を払ってもエキサイトメントが欲しいギャンブラーや、商品を買うときは常に1円でも値切りたいナニワ金融道的な人がいる一方で、とにかく確実な備えが欲しい、私のような見かけによらない臆病者もいます。通常社長さんはギャンブル心も臆病心も上手くコントロールするとは思いますが、本来の性格が意思決定に少なからず影響を与えるのは確かだと思います。

ところで、これら財務的リスク・ヘッジの勉強は時代や学校によって趣向が様々です。今では世界のほとんどのビジネス・スクールで教えている様ですが、5年前にフランスの学校を卒業した人は選択科目にもリスク・ヘッジの授業が無かったといいますし、MITに行った人は10年前から必須科目であったと言います。

今後の金融の世界では更に難解な金融商品が生まれて、今我々が習っている方法は時代遅れになってしまう可能性も無いわけではありません。また夜中までリスク管理の予習をしても、卒業後は全くデリバティブなんて関係ない世界で働くのかも知れません。そんな不確実な状況でもKBSが基礎科目としてリスク管理を教えるのは、それこそ学校側のリスク・ヘッジなのかもしれません。

話を自分に合わせてみると、ビジネス・スクールを受けたのもリスク・ヘッジなのかもしれません。将来は何が起こるかわかりませんし、10年後にはビジネス環境も常識も変わっているかも知れません。英語を勉強したってビジネス語は中国語に変わるかも知れません。それでもビジネス・スクールで勉強すれば、状況に応じた意思決定力や思考の訓練によって、将来何かあってもたくましく生きていけるようになるでしょう。幸いKBSの仲間は、ギャンブラーもナニワも見掛け倒しの臆病者もいろいろいて毎日楽しいです。もしかしたら、KBSは誰にとっても最もコスト・パフォーマンスが良いリスク・ヘッジ商品といえるのかも知れません。

投稿者 Y.S. : 2005年10月30日 22:05






ポイントビジネス




【レゾンのコラム】2005年10月30日

先日、腕時計を家電量販店で購入しました。なぜ家電量販店で?といわれれば、ポイントが余っていたのを思い出したから。

NEC_0214.jpg

一部つかって購入、そしてまたポイントがたまったわけですが、ポイントも立派なお金だなぁと改めて思いました。このポイント、ご存知のように家電量販店以外でも、証券・銀行・百貨店・旅行会社に航空会社と数多くの会社が実施しています。

しかしながら、これらのポイントは他社では使えません。
自社のサービスでしか使えないポイントをサービス購入者に付与することで、
 ・また自社のサービスを利用してもらう。
 ・一種の割引として安さをアピールすることになる。
 ・顧客の購買履歴を集めることにより、効率的なマーケティングを可能にする。
 ・付与したポイントに期限を設定することにより、何割か存在するポイント切れにより実質値引きを免れる。
上記のようなことを意図して各社はポイントを発行しています。

一方、これらの各社が発行するポイント自体をビジネスモデルとする会社も存在します。例えば、各社のポイントを自由に交換できるサービスを提供する、Gポイントというや会社や、各社のポイントを独自のポイントに変換しなおすネットマイルという会社などです。

このようなサービスまで来ると、排他的なサービスであったポイントサービスも、一種の通貨として機能しだします。いわゆる電子マネーといわれるものです。汎用性と、換金性が完璧でないにせよ、機能しだすからです。


Suica や Edy などが普及してきたため、電子マネーという言葉が普及し始めてますが、現実の経済には、まだそれほど影響を与えるほどではないかもしれません。

今はまだ、コイン決済が移り変わりつつあるという程度です。

 硬貨流通、初の減少・7月末、電子マネーなど普及映す
 日銀によると、100円玉や50円玉など世の中に出回っている硬貨の流通枚数が7月末、前年同月比0.05%減の915億7000万枚と、初のマイナスに転じた。電子マネーやクレジットカードを利用する人が増えたためで、スーパーやコンビニエンスストアで買い物をするときに硬貨を使わない「コインレス決済」がさらに広がる可能性が大きい。

 7月末の流通枚数が前年同月を下回ったのは50円玉(前年同月比1.1%減)、10円玉(0.1%減)、5円玉(1.1%減)の3硬貨。500円玉や100円玉は0.8―2.1%増えたものの、全体の流通数は1971年1月に調査を始めて以来初めて前年同月を割り込んだ。

 硬貨の流通量を金額ベースでみると、7月末は4兆4248億円で、前年同月比0.7%増と、92年4月以来の低い伸びにとどまった。


 
しかしながら、これらのサービスがより広がっていくと、様々な問題が起こりうる可能性があります。
【発行者問題】 電子マネーを発行する会社が倒産すれば・・・?
【金融政策】 中銀が関知できないところで、通貨が流通することによる金融政策の不安定さは・・・?
【安全性】 解消されつつあるとはいえ、いたちごっこのように問題は出続けるでしょう・・・

まあ、紙幣・通貨であったとしても完璧なものを提供できているとは言いがたいので、制度が固まるまでは、各人がリスクリターンを、意識しながら利用するしかないのでしょうけど。 

投稿者 N.K. : 2005年10月30日 16:40






KBSの学習環境(IT編)




【レゾンのコラム】2005年10月30日

「慶応ビジネススクールって、日本国内のMBAランキングで
トップなんでしょ!・・・と言うことは、IT環境もやっぱり凄い
わけ?」

先日、久しぶりに来日した海外の友人と食事をしていたら、
ひょんなことから我が大学院のIT環境の話になった。
ITといっても、「パソコンが学生1人1台あるか?」だとか、
「インターネットに接続できるか?」だとかいう低次元の話
ではない。(一応、KBSにも学生が自由に使えるパソコン
はあるし、学内で無線LANに接続することも出来る。
名誉のために…)
話題になったのは、「学内のイントラネットが、学生に十分
活用されているか?」についてだ。

「イントラネット? そんなもの無いよ・・・」
僕の答えが想定外だったのか、友人は納得のいかない表情で
立て続けに質問をしてきた。

「じゃあ、学生はどうやって連絡を取り合っているの?」
「教員とのコミュニケーションは?」
「事務局(学内スタッフ)からの連絡は?」
「イベントとかはどうやって通知されるの?」

友人の頭の中には・・・、
「国内NO1のビジネススクールなら、当然、学内のコミュニ
ケーションにも気を遣っているはずだ。」「もしかしたら、海外の
MBA以上にイントラネットに工夫が施されているかもしれない。」
そんな期待があったのだろう。


しかし、現実はこうだ。

履修登録に始まり、授業の週間スケジュール、教員からの事前
課題、事前リーディングの通知、学内外のイベント、事務局からの
連絡に至るまで、全てが紙ベースのやり取りだ。いちいち紙を
所定のボックスに取りに行き、別個に保管しなければならない。

学生同士の連絡も、学生自身が「ヤフー!グループ」に登録し、
メールやブリーフケースを使うことでコミュニケーションを保って
いる。また、柔らかい部分(OFF)の情報交換に関しては、SNS
の「GREE」を使うことでネットワークをキープしている。
まぁ、良く言えば、「学生が自発的に動いている」と言えるが、
悪く言えば「放ったらかし」の状態だ。


これって学生にとって好ましい状態なんだろうか?

答えは明らかに「NO」。「ワンストップの学習環境」を作った
ほうが学生の利便性が向上するし、情報への感度も高まって
くる。

やり方は簡単で、学生一人一人に「専用のMy page」を提供し、
現在、紙ベースでやり取りをしている部分を全てここに一元化
すれば良い。授業で使った教員の資料(パワーポイントなど)も
全てPDFでダウンロード出来るようにするべきだ。

この「My page」に、個人プロフィールや日々のスケジュール、
イベントなどを自由に書き込み、それを各人の権限で友人と
共有化できるような仕組みに設定しおけば、使い勝手も高まるし、
横のネットワーキングにも役立つ。
就職やインターンシップ情報、及び、アプライもここで出来ると
便利だ。OB・OGとのコンタクトもここから繋がれば非常に有難い。

学校側にとってコストと多少の労力が必要になってくるが、
難易度はそれほど高くないし、国内ビジネススクールの
競争が激しくなるなか、「学生の満足度向上」をアピールする
手段の一つとしては、悪くないはずだ。


「他のビジネススクールは、どうなんだろう・・・?」
そんなことを思いながらこのコラムを書いていたら、
先ほど、その友人から「ビンゴ!」なサイトを送信されてきた。

◆ハーバード留学記
 http://hbslife.exblog.jp/m2005-10-01/#3598966

やっぱり、ハーバードにはあるのかぁ~!(笑)

たしかに、1学年で900人も学生がいれば、イントラ上の
個人プロフィールもより有効に機能するんだろうなぁ。
学生同士のネットワーキングには、不可欠なんでしょう。


KBSの学習環境はこのままで良いんだろうか・・・?
これは、我々自身が真剣に考えなければならない問題
なんでしょうね。
                

投稿者 下垣内智 : 2005年10月30日 02:37






ステークホルダーの理想をメシの種にする:InnovationOffsetの実例




【レゾンのコラム】2005年10月28日

「環境対策やコンプライアンスなどCSR(企業の社会的責任)の実施にはカネがかかる」
というのが一般的なイメージではないでしょうか?

先日、学校の授業で石油会社BPアモコの環境対策のケースディスカッションをした際にも、

・環境対策と利益にはトレードオフがある
・環境対策をしている企業の製品を消費者がプレミアムを払ってくれればいいが、
 実際の消費者は価格に対してシビア

という意見が大半でした。

そのディスカッションの際に先生からサジェスチョンのあったのがInnovation offsetと
いう概念。
Innovation offsetとは、

・環境規制や法令順守を達成するためにコストをかけて技術開発を行うことにより、結
 果として費やしたコスト以上のメリット(効率改善・コストダウン)を作り出す。
・つまり競争上マイナスになりそうな制約条件をプラスへと転じる。

というもの。

授業でInnovation offsetについて聞いた時には、私を含めたクラスの反応は「そんなに
うまいこといくんかいな??」という半信半疑のものが多かったように思います。

ところが、そのInnovation offsetの実例をNewsweek日本版10/26号で見つけました。
アメリカにある自然食品スーパー「ホールフーズ・マーケット」のことが出ていました。
ホールフーズ・マーケットの昨年度既存店売上高は14.9%の伸びを示し、92年の上場以来
株価は20倍近くに上昇という優良企業なのですが、ステークホルダーとの関係が上手な
ようです。
<対動物愛護家>
・ホールフーズ・マーケットのジョン・マッキーCEOは、03年の株主総会で動物愛護運動
 家であるローレン・オーネラスに「過酷な環境で飼育されたアヒル肉の販売」をした
 ことで激しい追及を受ける。
・株主総会での議論は平行線に終わる。
・しかしマッキーは、株主総会後半年をかけて「動物愛護についての本を山ほど読み」
 「自身も完全な菜食主義者になった」上で、オーネラスに自社の家畜の飼育環境改善
 をお願いし、現在は一緒に働いている。
<対労働者>
・マッキーは労働者に対しても、高賃金を支払いそれをお荷物と考えずに社員のよさを
 引き出すことで、労使関係が悪化する流通業界の中で、競争上の強みに転化してきた。
<対買収先>
・買収先との関係も自社のやり方を押し付けるのではなく、時間をかけて自社になじま
 せてから、次の買収を行うようにしている。


考えてみるとステークホルダーの望みをかなえるということは、明示化されてない消費
者のニーズを先行してかなえたり、提供する製品やサービスの品質をよくすることにつ
ながる面も多々ありそうです。とすると、ステークホルダーの望みを取り入れて利益と
のトレードオフ解消を図るというのは、競争優位を作る1つのブレークスルーになる可
能性を持つことになります。

ホールフーズがそこまで考えて行動しているとすれば、大人かつしたたかな戦略であ
るように感じました。

投稿者 山口 淳 : 2005年10月28日 13:09






mixi VS GREE




【レゾンのコラム】2005年10月26日

今日はネットエコノミーの授業で「IT doesn't matter」-ITは重要ではない-というCarr氏の論文をトピックに議論をおこなった。
NEの授業では、IT業界で仕事をしてきた私がいままで疑問に感じていた事がお題に多くとりあげられるので面白い。

Carr氏の主張をものすごく短くまとめるとこうだ。

 ITは企業戦略上そのものからは企業の競争優位は生じない。
 なぜなら、いまはインフラとなり、コモディティ化されてしまったからだ。
 ではなぜインフラとなり、コモディティ化されると競争優位が生じないかというと、

 ①ITをインフラと捉えるなら共有されることに価値があるといえる。それは電力線、ガス管といったライフラインのネットワークと同様の理論。
  だから独り占めすることによるメリットがあまりなくなる。
 ②インフラ、コモディティ化によりみんなが同様に使える以上、そこからは差別化要因は生まれない。


 要するに、ITはみんなが共有することによってメリットが生まれるもので、みんなで使うからこそそれでは差別化できないという理論である。


ここで私が興味を持ったのは、「ITをインフラと捉えるなら、共有されることに価値がある」という点である。
ここでいうITをネットワーク(通信インフラ+通信・インターフェース規格)と捉えるなら、現在爆発的に広がったITのネットワークの代表例として、インターネットを上げることができる。

元はプロバイダごとの独自の規格のパソコン通信から始まったITのネットワークが、インターネットという通信インフラとHTML(HTTP規格)やメ電子メール(MIME規格)というインタフェース規格によって共有化され、価値が高まり、爆発的に広がったのである。
そして、現在は独自ネットワークのパソコン通信はすたれてしまっている。

つい先日もMSNメッセンジャーとYahooメッセンジャー(インターネットメッセージングサービス:IM)の相互接続の発表があった。
Yahoo!、MSNメッセンジャーの相互接続が意味することご参照

これは片方が廃れるのではなく、相互接続によるネットワーク一元化による両者生き残りの作戦であるといえる。


また、IT以外でも「規格」という観点ではベーターとVHSの戦いが有名である。規格も共有化されることによる価値が向上し負けたベータが廃れたといえる。
次世代ディスク規格『ブルーレイ』は今HOTな話題だ。


これらを受け、ITにおけるネットワークであるミクシーとグリーはいま生き残りの瀬戸際なのではないかという風に感じた。
ITにおけるネットワークは共有されることによって価値が最大化するのでSNSコミュニティは2つもいらない。
ユーザ側からのメリットをかんがえると、2つは不便なだけなのである。
しかしながら、ミクシー内・グリー内とすくなくとも2つに分断されてしまっており、1つの共有化ネットワークと比較するとユーザは不利益を蒙っている。

実際に、ミクシー、グリーを使ってる方はわかると思うが、いちいち両方にログインしたり、サイトにアクセスするのは面倒だし、ミクシーの友達ネットワークとグリーの友達ネットワークを厳密に分けづらいし、結局両方におなじコミュニティをつくってみたり・・・
(両方に慶應のコミュニティありますよね。ミクシー用とグリー用は使い分けられていないのにもかかわらず)

ミクシー・グリーは今後ユーザのニーズに厳密に答えていこうとすればするほど、そのネットワークを共有化せざるを得ないのだという結論になる。


そのネットワークを共有化する方法はユーザが両方のコミュニティに相互乗り入れ可能なようにする、もしくは、どちらかのSNSがもう片方を駆逐するの二択が考えられる。
相互乗りれによるメリットがない以上、可能性があるのは、先に収益を上げて資本を蓄えた方がもう片方を吸収するということかもしれない。

現在SNSは収益性を模索しているが、本当は模索している場合ではなく、なにがなんでもがむしゃらになって収益性を確保しなくてはいけない段階にあるのかもしれないと思った。

グリーとミクシーの2つを例に挙げたが、LivedoorのSNSなど他のSNSが加わったとしてもおなじことが言える。

もっとひろげると、SNS同士だけでなく、インターネット全体のネットワークとつながる(匿名ではない点やセキュリティは維持しつつ)ことが価値の最大化になるのだと思った。


参考:グリー、田中社長のSNS式起業の方法


結論としては普通な感じだけど、それがロジカルに説明でき、納得できたのが今日はおもしろかった。



投稿者 S.W. : 2005年10月26日 20:43






経営トップのお話




【レゾンのコラム】2005年10月23日

ここ最近、学校の授業や公演等で立て続けに3名の経営トップの方のお話を聞く機会に恵まれました。

お話を聞けた方々は、

ナルミヤ・インターナショナルの成宮社長

伊藤忠商事の丹羽会長

アメリカンファミリー生命保険の創業者 大竹顧問

です。

さすがに名を成した方々だけあって、皆個性的。

しかし、どこか共通点がある気がしました。

それは、
・しっかりとした信念を持っていること
・謙虚であること
・読書家であること
・バイタリティーにあふれていること

言葉にするときれいですが、

成功に至るまでには強引であったり傲慢であったり、
独善的であったりする必要もあったのでしょうか、
言葉の端々にそういったところも見え隠れしてました。

しかし、それを自分の魅力を引き立てるスパイスとしているあたりに人間的な余裕を感じます。

やはり、地位が人を育てるという一面はあるのでしょうね。

備忘録代わりにお三方の公演で印象に残ったフレーズを書いておきます。

◇成宮社長◇
・今も昔も老いも若きも女性の本質は変わらない。本質を見極めれば物は売れる。
・安売りによる価格破壊は価値の破壊。サプライズは一瞬。悪循環にはまる。
ナルミヤは付加価値を追求し、上への価格破壊を目指す。
・ビジネスは仮説の証明。机上の空論では意味がない。結果が大事。

◇丹羽会長◇
・技術は継承可能だから進化する。人間の心は継承が不可能ゆえに進化しない。
21世紀は技術進化のスピードがますます加速。人間の心とのギャップは拡大の一途。
・リーダーとしての条件 : 自分を捨てて人に尽くせること
財に諂わず、権力におもねないこと。精神修養が肝要(仕事・読書・人により磨かれる)
・失敗はトップの責任。成功は部下の功績。

◇大竹顧問◇
・経営者はリスク請負人。権限は惜しみなく与え、責任は自らかぶる。
・公の場で約束することにより、自分を追い込んでいく。
・環境は変化する。常にアフラックを潰すファクターを洗い出して検討している。

「言うは易し、行うは難し」的内容が多いですが、「行った」が故に成功を収めることができたのでしょうね。

仕事のみならず、普段の生活から、日々是精進也です。
頑張ります。

投稿者 MM : 2005年10月23日 21:37






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